かかとの痛み(シーバー病) 10代/男性

症状:両側踵骨直上部痛(アキレス腱側)

経過:サッカープレイ中にランニング中に痛みを感じて整形外科受診。シーバー病の診断。

来院時、アキレス腱〜下腿後面筋腱移行部に圧痛(押して痛い)、疼痛性跛行(痛みをかばう歩き方)を確認。

問診、視診、運動検査を行い施術開始。

週3回、2週間の施術で痛み消失。運動など問題ない為、本症例に対しての施術終了としました。

 

考察(簡略化):問診、視診、運動検査にて

①受傷からの経過(対処)etc

②受傷部位の状態(圧痛、筋緊張)etc

③歩容(歩き姿)、しゃがみ込み、下腿三頭筋の硬さ、ハムストリング、殿筋の硬さetc

 

上記を確認の上、治療対象筋(下腿三頭筋、半腱様筋、半膜様筋、大殿筋、中殿筋)を順次施術しました。

アキレス腱部、下腿三頭筋の圧痛強い為、殿筋群、内側ハムストリングへのMT-MPSにて施術後、徐々に局所の圧痛部位への刺激を入れていきました。

 

また、運動検査にて下腿三頭筋、ハムストリングス、大、中殿筋の硬さも著明だった為、下腿三頭筋、殿筋群、ハムストリングのストレッチ方法も指導。

日常生活における姿勢、服装(冷え対策)、なども指導しました。

 
 

※一般的に踵骨骨端症は10才前後の男児に多くみられる事が特徴です。成長期の子供の踵骨骨端部(かかとの骨hのアキレス腱の付着部)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱、下腿三頭筋、足底腱膜の引っ張る力がかかり炎症や損傷を起こすとされています。

本症例では比較的、早期に痛みが改善しましたが、運動中止及び踵骨やアキレス腱部に負担の掛かる一因である下肢筋群の硬さ改善、動作、日常生活の注意点を指導などを行いながら徐々に運動復帰という形でフォローアップしています。

不眠症、めまい、眼精疲労、頚部痛、腰痛など身体の痛みにお悩みの方は筋肉治療の専門院の当院まで一度、ご相談下さい。

 

小林整骨院

大阪府堺市北区中百舌鳥町6丁1020-3

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