【顎関節痛について】

7月17日、当院を会場として当院で行っている治療法(MT-MPS)の勉強会が開催されました。

タイトルの症状がなぜ筋肉から引き起こされてるのか❓
筋肉治療で改善するケースはどうゆう事か。

を記載したいと思います。
(勉強会で学ぶ内容を同様の症状で悩む方の治療法の選択肢になれるよう、書いていきます)

【結論】
主に頚部、頭部の筋肉群の緊張、血流障害を改善する事で、「顎関節痛」は軽減又は改善します。

【症状】
「顎関節症」は大別して、
・あごの痛み(顎関節痛、咀嚼筋痛)
・口が開かない(開口障害)
・あごを動かした時の音(顎関節雑音)
の3つが大きな症状になります。

一般的に、病院で上記の3つの症状の内、1つ以上があり、他の病気がない時に顎関節症と診断されます。
また、病院での治療は、
1.物理療法(電気、ホットパック、咀嚼筋へのマッサージなど)
2.薬物療法(消炎鎮痛薬の処方)
3.アプライアンス療法(マウスピースやスプリント)
がスタンダードな治療になります。

顎が痛くて口が開かないなどは、
1.咀嚼筋から痛みが起こる場合
2.顎の関節円板がずれて起こる場合
と云われています。

当院では、関節円板のずれに対しては施術しかねますが、『咀嚼筋』による痛みや開口障害には施術可能です。

※咀嚼筋とは↓
側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋になります。

【原因→咀嚼筋の場合】
咀嚼筋による痛みや開口障害などは、咀嚼筋が硬くなり→同筋群の血液循環悪化→浮腫(むくみ)→疼痛閾値低下(軽微な動作で痛みを感じやすい)
といった発症に至る流れが生理学的に考えられます。

では、咀嚼筋が硬くなる原因は何か?
個人によって違いますが…

歯のかみ合わせの異常、精神的緊張やストレスによる顎関節への負担、歯ぎしり、食いしばり、頬杖やうつぶせ寝、噛みくせなど日常生活のくせなどが云われています。

【筋肉治療】
当院では、まず頚部筋や背部筋へ施術していきます。
その後、咀嚼筋群へ徒手(MT-MPS)や鍼(AT-MPS)を筋緊張緩和、血液循環改善を目的として施行します。
なぜか?
→1.咀嚼運動は、頚部の筋肉がポジション維持の為に働く事で正常機能を果たせる為。

例えば物を噛む際、うつむいた姿勢で噛む事は少ないと思います。
大抵の人は比較的、顔を上げて物を噛んで食事などされると思います。

これは、頭部をある程度真っ直ぐの位置に保つ事により咀嚼筋の伸び縮みを十分に発揮させる為と考えられます。

2.頚部筋の下層に内頚静脈、側頭部下層に翼突筋静脈叢など主要な血管(症状発現筋への血液循環への関与大)の循環促進する為にもまず頚部筋
そして、咀嚼筋と治療する必要があります。

出典:筋性疼痛症候の臨床観察(上巻)
小林紘ニ、2.頭部,顔面,咽領域における特徴的疼痛症候、P114、図Ⅲ-26咀嚼に関わる運動筋群の協調作用

“咬筋、側頭筋を中心とした咀嚼運動時には舌骨筋のみならず、頭半棘筋などの後頚部脊柱筋の“頭部固定作用‘’が常に不可欠となる.この頭部固定が基盤にあってはじめて正常な顎関節運動が可能となる!!‘’

と上記、書籍(セミナーでの講義テキスト)にもあるように、筋肉が正常機能の発揮する為という面と頭を真っ直ぐにして食道を立てて(食物の咽の通りを良くする)、食事する際も他人と喋ったり、テレビを見たりと、ごく一般的な食事動作を行う為にその位置関係を保つようにしていると考えます。

このように実際に頚背部〜咀嚼筋へ解剖、生理学、運動学的分析の上で適切な筋肉治療(MT-MPS,AT-MPS)を施行すると改善するケースが多数見られます。

当院にご来院の方からこのような声をよくお聞きします↓

「え❓実はこんな事も筋肉から出てるの❓」
「ここが良くなれば、この症状改善する⁉️」

「病院など他医療機関で改善されなかった…」
「薬で症状を一時的に抑えるのはちょっと…」

そのような方は当院へ一度、ご相談下さい。
解剖生理学、運動学に基づく筋肉治療(MT-MPS、AT-MPS)を受けてみませんか❓

小林整骨院
大阪府堺市北区中百舌鳥町6-1020-3
Tell:070-4130-3675
HP: https://kobayashi-mt-mps.com