
症状:ランニング時(スタート時、ランニング後、加速時)に太ももの後ろ側が痛む。
経過:陸上競技のスピード練習時で200mを走った時に右大殿筋下部繊維から右内側ハムストリング上部を負傷。
ランニング時、痛いのを我慢しながら練習を続けていたとの事。
※昨年9月にも同部位を肉離れ受傷。
問診、視診、運動検査を行い、SLR、体幹、股関節などの硬さや左右差を確認し施術開始。
初回から約4週間は週2~3回、その後症状の経過を見ながら施術回数を減らしていき、計7週間の施術で痛み消失。運動など支障がない為、本症例に対しての施術終了としました。
考察(簡略化):問診、視診、運動検査にて
①受傷からの経過(対処)etc
②受傷部位の状態(筋伸張痛、筋緊張)etc
③殿筋群(大殿筋、外旋筋)内側ハムストリングの硬さ、左右差etc
④練習メニュー内容
上記を確認の上、治療対象筋(下腿三頭筋、半腱様筋、半膜様筋、大殿筋、中殿筋)を順次施術しました。
内側ハムストリングスの上部(半腱様筋)は圧痛が強い為、初日はその部位のみ外しMT-MPSにて施術後、後日の施術時にて局所の圧痛部位への刺激を入れていきました。
また、練習メニューを確認すると筋温が上がり切らないまま本メニューに入っている事が筋損傷のリスクになっている事を説明し、練習メニューを提案。運動検査にて下腿三頭筋、ハムストリングス、大、中殿筋の硬さも著明だった為、下腿三頭筋、殿筋群、ハムストリングのストレッチ方法も指導。
日常生活における姿勢、服装(冷え対策)、なども指導しました。
※本症例では昨年にも同部位を負傷している為、再発の原因が練習メニューやウォーミングアップ、練習への入り方などにもあると考え施術と並行して上記の指導も行いました。
練習強度、成長による筋力アップ、骨格の変化によって負荷の度合いが変化していく時期だけに施術以外の部分のフォローも重要な症例と思います。
陸上競技での怪我、肉離れ、不眠症、めまい、眼精疲労、頚部痛、腰痛など身体の痛みにお悩みの方は筋肉治療の専門院の当院まで一度、ご相談下さい。
小林整骨院
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